「最強のシステムエンジニア」とは? | わかりやすくご説明します。その2

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本質的価値は職業に対する本質的な考え方のため、修正しようとしてもなかなかむずかしいです。

これからご説明する能力的価値は違います。

普段からの心がけで能力が向上します。

最強のシステムエンジニアとして、備えるべき能力的価値について下記にご紹介します。

もし、別の方向の能力開発に力を入れている方は、ぜひ軌道修正してほしいです。

経営センスを養いましょう

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まず、システムエンジニアとして第一に重要な能力は「経営センス」となります。

経営センスとは経営者として必要な能力のことです。

この能力はいくつかの種類に分けられます。

まずは情報収集能力です

現在のマーケットの動向、政治経済動向、社会情勢をつねにタイムリーに把握し、整理しておく力である。

情報収集にあたっては、新聞やテレビはもちろんですが、人脈が大切になってきます。

できるだけ、異業種・異分野の広範囲にわたる人脈を構築して、すぐに情報を入手できるチャネルを増やしておくことが必要です。

さらに、収集した情報は整理しないと意味がありません。

そこはシステムエンジニアの力を発揮して、Excelや市販ソフトのデータベース、携帯端末のメモなどITの道具を駆使して整理しましょう。

次に企画力と行動力です

情報収集したネタを分析し、現在の仕事に活かす工夫をします。

どのような分野で需要があるのか、どのようにすれば納期を早められるか(工数を削減できるのか)、どうすれば品質を上げられるかなど、経営者としての目線で考えることが必要がなります。

そして、現在の仕事に適用して日々改善を進めていきます。

一番重要なのは、自らの力で自分の仕事を改善し、最終的に会社全体も改善できる強い影響力を持つことが必要です。

自分の企画が正しいかどうかではなく、企画したことをどのように行動に移していくが大切です。

いつどうなるかわからない現代で、現状維持をしていたら経営者にはなれません。

最後に、管理能力である。

管理能力とはプロジェクトリーダーのような組織の管理能力だけでなく、自己管理能力も含めています。

リーダーとしての管理能力は言うまでもありませんが、経営者として企業を率いていくには、一滴の水も漏らさないほどの綿密な組織管理と統制が必要となります。

場合によっては、アメとムチを使い分けて、優秀な者、そうでない者、ひとりひとり得意/不得意を理解して、適材適所で活用して全員が同じ目標へと進むように指導していかなければなりません。

システムエンジニアの資質をいうときに、なぜ経営者としての「経営センス」なのか、ふと疑問に思う人も多いと思います。

システムエンジニアとは個人事業主です。

職人である一方、自営業者であり、企業の社長なのです。

常に意識して、バランス感覚にあふれた「経営センス」を日々磨きます。

とにかくシステムエンジニアは、自分自身が社長だという意識を持って日々従事してほしいです。

交渉力を磨きましょう

システムエンジニアには人との交渉が苦手な人が多い傾向があります。

昔の職場でも、システムの設計・開発などはプロ級の人ですが、お客様への提案や打ち合わせを担当させると全然役に立たない人がいました。

技術力は一流ですが、口下手で表現力に乏しく、相手を説得しようという積極的な意志が希薄でした。

システムのみ作成していれば十分という時代は終わったのです。

現代は昔と違い、IT知識の裾野が広がっています。

これだけITが広がっている世の中で、積極的にコンピューターシステムにかかわっていかなければ経営が成り立たないという危惧を持っています。

そのため、誰もが多少の知識は保有しています。

コンピュータ用語を一般人向けに翻訳し、論理的に説明できる提案力・交渉力が必須になってきています。

最近では提案活動をする際には、営業にシステムエンジニアが同席して、技術的な部分を補完するようなスタイルが主流となっています。

私は以前、客先によく通っていたこともあり、まず初めにシステムエンジニアに話が来て、最後に営業が出向くような逆転現象も発生していました。

本来のあるべき姿は、技術・提案力ともに優れている人が理想です。

いや、この両方を備えたシステムエンジニアにならないと今後はシステムエンジニア失格です。

仕事の中では様々な場面で交渉する場面がありますので、常に心がけて一流の交渉人を目指しましょう。

文章力でビジネスマンの資質は決まる

文章力についても苦手なSEが多いです。

プログラムを組ませたら一流の腕でも、企画書や提案書を書かせたらどうしようもないケースがほとんどです。

誤字脱字は論外で、文法ミス、文章の論理的構成力不足などあげたらきりがありません。

文章力に関しても、過去はそれで通用したかもしれませんが、これからの時代はそうはいきません。

これも先はどの交渉力・提案力と同じことが言えます。

以前のシステムエンジニアの立ち位置としては、後方支援のような位置であったため、そこまで文章力は要求されませんでした。

提案活動と同様に、今はシステムエンジニアも最前線に出ていかなければならない時代のため、当然文章力が問われるようになります。

ビジネスマンはある意味、言葉で勝負していると言ってもいいです。

口で話す言葉と文章にする言葉の二つです。

この二つを有効活用できるビジネスマンが優秀と見なされます。

話し言葉は、交渉と提案(プレゼンテーンヨン)能力に活かされます。

文章の言葉は、企画書、社内報告書、顧客とのやりとりで活かされます。

そのため、口下手で文章が書けないビジネスマンにとっては今後は、生き抜くのがむずかしい時代です。

それを改めなければ「最強のシステムエンジニア」にはなれません。

これからのシステムエンジニアは、徹底的に文章力を鍛える必要があります。

わたしは、よく上司の資料や提案書をまねていました。

自分自身で作成した資料と何が異なるのか?どのような部分にポイントをおいて作成しているのか?を研究して文章力を鍛えました。

優れた文章力は、確実にこれからのシステムエンジニアにとって強力な武器となります。

理解力と応用力を伸ばすことが生き残りの秘訣です

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最後に理解力と応用力についてです。

システムエンジニアはさまざまな構造のコンピュータシステムを担当します。

基本お客様主体であるため、システムの機器構成も異なれば、搭載しているソフトウェアも違います。

さらに操作要領もまったく違うケースなども多々あります。

日進月歩の世界では、それが普通なのです。

メーカー勤務のシステムエンジニアであれば、基本自社メーカーの製品のプロですと言えるが、一部の製品に特化してしまうと、さらにそれを売り物にしている人たちが少なくない。

これがいわゆる技術偏重の陥るワナです。

その製品が主流のうちはまだよいが、万一そうでなくなれば、いま述べたような人は行き場を失ってしまいます。

自らの専門技術が自分の首を絞める結果になります。

大事なことは、技術がいかに変わろうと微動だにしない自分なりのポリシーを持っていることが重要です。

つまり担当システムが変わっても、戸惑うことなく操作にもついていけるし、いつもと変わらず開発に向き合える力を養うことです。

これは卓越した理解力と応用力のたまものであります。

どのようなシステムでも、基本的な構造は同じであり、知らないシステムの開発プロジェクトを任されてもさほど動じません。

とにかく、システムエンジニアはまずはじめて目にしたシステムをできるだけ短時間に把握できる理解力と、過去の別のシステムにおける経験を新しいシステムにも活用できる応用力を磨くことが必要であり、それが生き残りの秘訣となります。

そうであってはじめて、自分のキャリアを過去の無意味な遺物とせず新しい仕事につねに活かしていけるし、技術に振り回されない普遍の価値を持つシステムエンジニアになれます。

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