SE転職に有利な資格 | IT関連の転職で取得して役に立った資格を紹介します
資格取得することで多岐にわたり、有利に運ぶことができます。
特にIT関連の企業に努める場合、資格の取得していないと昇格ができないという会社が多いです。
また、資格取得することにより合格一時金や資格手当が給付される会社もあります。
私はどちらかというと、資格取得により「金銭面」での恩恵を受けてきました。
転職時にも、履歴書に取得した資格がずらっと並んでいるとアピールポイントの一つにもなります。
今回は、システムエンジニアの皆さんがいま取得しておくべき、本当に役立つ資格を厳選して紹介します。
ITの基礎「ITパスポート」
ITエンジニアに関わらずITに関する基礎的なスキルが身に付く資格です。
以前は「初級システムアドミニストレータ(通称:初級シスアド)」でしたが、より幅広く、様々な業界・業種・職種に適応している試験となります。
※私は初級シスアドを学生時代に取得して、この資格をきっかけにITエンジニアになろうと決意した資格です。
この資格だけでは、転職するには少し物足りませんがITエンジニアになるきっかけをつくれる資格です。
ITエンジニアの入門「基本情報技術者」
資格対象者として「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」と掲げている通り、「ITエンジニアの入門」とも呼ばれている基本情報技術者(FE)です。
SEとしてはまず、はじめに取得しておきたい資格です。
この資格でIT系の資格になれておき、今後上級の資格取得を目指すのがロードマップとなります。
基本戦略立案やITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事するため、上位者の指導のもと、次のいずれかの役割を果たすことが目標とされています。
(1)需要者(企業経営、社会システム)が直面する課題に対して、情報技術を活用した戦略立案に参加する。
(2)システムの設計・開発を行い、又は汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、信頼性・生産性の高いシステムを構築する。また、その安定的な運用サービスの実現に貢献する。
SEの方であれば、ほぼ必須の資格であり90%以上の保有率といえる資格のため、取得していない方はぜひ挑戦して頂きたいです。
スキルアップを目指すエンジニアとして活躍できる「応用情報技術者」
SEとしてのステップアップに最適なより高度な知識を得るのに役立つのが応用情報技術者試験(AP)です。
技術面だけでなく、システムやソフトウェアの管理・経営などの知識がつきます。
高度なITの知識を持った人材へのステップアップやリーダーを目指す人であれば、取得しておきたい資格です。
実務経験があれば基本はこの資格だけでも十分です。
転職や独立を考えている人は押さえておきたいところです。
プロジェクト管理のスペシャリスト「プロジェクトマネージャ」
IT系サービスやシステムのプロジェクトでリーダーシップを発揮し、チームを成功に導くプロジェクトマネージャーは、責任者として重要なポジションのプロジェクトマネージャ(PM)です。
プロジェクト計画、必要な人材計画、予算や納期の管理などある程度キャリアを形成しているITエンジニアが挑戦して欲しい試験です。
より上のポジションや転職をしたいという人は取っておきたい資格です。
難易度が高いといこともあり、取得することでかなり優遇される資格です。
最近ニーズが高い「情報セキュリティスペシャリスト」
近年、増えている企業や団体から発生している情報漏洩やウイルスなどの被害が増加しています。
これらを未然に食い止めるために、システムの脆弱性を発見・修正・開発・運用をすることができるのが、情報セキュリティスペシャリスト(SC)です。
いま最も必要とされている資格で、情報セキュリティスペシャリスト試験(SC)を受験した人は、平成27年度で5万人を超えています。
セキュリティに関する開発や運用、企画ができることはもちろん、リスクの分析なども行っているため大企業からのオファーも多いといいます。
(参考)IPA情報処理推進機構/情報セキュリティスペシャリスト
他分野にわたり優遇措置が多い「ネットワークスペシャリスト」
ネットワークシステムの構築、運用をおこなうネットワーク系エンジニアが取得したいネットワークスペシャリスト試験(NW)です。
ネットワーク関係の業務を重要視している方はもちろんですが、ネットワークの固有技術や現在のサービス動向まで幅広く体得したい方おすすめです。
企業の目的に合ったネットワークシステムを構築・運用できるネットワークエンジニアやインフラ系エンジニアであれば尚更最適な資格といえます。
また、この試験は他の国家資格において科目免除があり、取得することで業務の幅も広がります。
・弁理士試験の科目免除(オンライン情報処理技術者も含む。)
・技術陸曹・海曹・空曹及び予備自衛官補(技能公募)の任用資格
・警視庁特別捜査官など都道府県警察の4級職(警部補)のコンピュータ犯罪捜査官・ハイテク犯罪捜査官等の任用資格
・中央省庁の4級職~6級職CIO補佐官(主査,課長補佐,班長,企画官,調査官)等の職員の任用資格
・各独立行政法人の情報技術関連職員の任用資格
社内インフラの整備、社内SE、ネットワークシステムのサービスを提供している会社に在籍していたり、転職を考えているなら取得しておきたい資格です。
IT業界にいれば、どんな時代でも需要がある「データベーススペシャリスト」
最近では、膨大のデータを管理・活用して企業の経営戦略などを支えるなど、なくてはならないデータベースに関連する資格のデータベーススペシャリスト(DB)です。
試験では、データベース知識や動向、開発、運用などの幅広い知識と技術が問われます。
顧客のビジネスと直結するシステムの構築が必要不可欠なため需要は増えており、業務の領域から大企業の依頼が多いことが特徴です。
いつの時代も求められるデータ指向の担い手として、インフラ系エンジニアだけではなく、企業の研究にも必要な資格といえます。
データベーススペシャリストは特定の製品に依存しない普遍的な知識を求められるため、データの運用管理や情報分析、プロジェクト管理のスキルが必須です。
問われる知識の幅が広い分、データベース技術者として一定の実務経験のある人が受験者の中心になっています。
資格取得で有利になる!資格手当や報償をGET!
会社によっては、資格手当や合格報奨金など支給している場合もあるため取得する意義は大いにあります。
また、IT業界は常に最新技術を追い求める必要ががある業界のため、実務に直結しない場合でもスキルアップや転職に有利になります。
他の業界でもIT需要はいまだ高く、転職活動を有利に運ぶことができたケースも多々あります。
資格を取得してアピールポイントを多く持ち自身の希望に合った転職活動を進めていきましょう。