IoT実用化の事例!身に付けるloT「ウェアラブルデバイス」
2015年にAppleが発表した「Apple Watch」は大きな話題となり、時計という身近な日用品がITによって劇的な進化を遂げた事実が、多大なインパクトを与えました。
そこには腕に付けた時計が、時を知らせるだけでなくメールを受信し、さまざまなアプリによって多彩なサービスも受けられ、アクションが起こせるという、IoTが描き出す新しい時代の到来が示されていたからです。
センサー内蔵のデバイスがインターネットにつながり、サービスを提供するしくみがIoTですが、ウェアラブルデバイスほどIoTと相性のよいガジェットはないかもしれません。
なぜなら、デバイスを直に身に付け、行動をともにするからで、「ユーザーを絶えずインターネットにつなげるモノ」ともいえます。
そう考えると、ウェアラブルデバイスが進む方向性も見えてきます。
それが、人の生活に寄り添う分野です。
現在、大きなテーマになっているのが「ヘルスケア」です。
たとえばドコモ・ヘルスケアの「ムーヴバンド3」は、身に付けるだけで、歩数や移動距離、消費カロリー、睡眠時間・状態のデータを記録・算定、専用アプリに結果を表示します。
さらにオプションのアプリを使うと、生活習慣を改善するアドバイスまで受けることができます。
なかなか毎日意識しづらいのが健康ですが、このようなウェアラブルデバイスの普及は、私たちの健康意識に変化をもたらすことが想定されます。
生体情報を見える化し、またデータ蓄積・分析により一人ひとりへの提案もできます。
IoTは、人の生活を支える技術でもあるのです。
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