転職サイトの未経験者歓迎には気をつけて!SEやプログラマーに転職する際のポイント
転職サイトで「未経験者歓迎」の誘い文句をよく聞くと思います。
業界未経験者の方がSEやプログラマーへの転職を希望する場合、どうしても気になる文言だと思います。
ただ、そう言った企業は本当に安心して大丈夫なんでしょうか?
また、転職サイトなどに載ってるところに転職しても長く続きことができるのでしょうか?
そんな不安を持った方でも、少しでも有利になるようなポイントを紹介していきます。
未経験からSEへの転職を成功させるには
未経験からSEへの転職を成功させるには
SEに転職希望する人に「パソコンは大嫌いです」という人はあまりいないですよね。
SEとプログラマーでは、実際に携わる仕事は異なりますが、共にプログラミング知識が必要となります。
プログラミング言語については、その数は細分化すれば何千といった単位で存在すると言われています。
その中でも、実際の業務で使用される言語は限られてきます。
言語それぞれには特性や使用される分野の特徴があります。
どの言語を学べば一番有利とは一概には言えません。
ただ、王道としては利用範囲が幅広く最もスタンダードで求人案件数が多い「Java」です。
最近のトレンドとしては、やはりスマートフォンのアプリ作成に関連する言語です。
- 「Objective-C」
- 「Swift」
- 「Androidアプリ開発のためのJava」
新しい分野で、扱える人も少ないため人材不足があり、狙い目の技術と言えます。
具体的な習得方法
書籍などを利用して、独学で学ぶ
書店やAmazonなどで検索すると、言語ごとの入門書が幅広く揃っています。
最終的に目に見える成果物として、ゲームや簡単なシステムを作りながら学べるものや、ゼロからでも楽しく基礎を学べる書籍も多く出ています。
はじめの一歩として一冊手に取ってみると、「プログラミングとは何か?」がなんとなくわかります。
ただ、一人で勉強するためモチベーションの維持が難しいというデメリットもあります。
プログラミングの専門学校やオンラインスクールを利用する
最近は働きながら、家に居ながらなど「ながら」系のオンラインスクールが主流となっています。
特に、プロの現役エンジニアからアドバイスをもらえたり、時間中であればいつでもチャットで質問できるなど、継続してスキルアップ可能なサービスが充実しています。
参考:SEのキャリアに自信がない方必見!一生使えるスキルを身につけるスクール3選
派遣から経験を積んでスキルアップをして正社員を目指す
未経験から正社員としてSEになって、ほんとうにやっていけるのだろうか…と不安を持っている人は、「未経験者歓迎の派遣社員」を探すのも一つの手です。
派遣社員でも正社員でも、プログラミング~SEの仕事内容として同様です。
一通りの経験を積んだ後、正社員の求人を探すことにより、実務経験を積んでいるため規希望の求人の内定も取得しやすくなります。
また、派遣先の会社で仕事っぷりを認められれば、その会社にヘッドハンティングされることもあります。
知識よりも実践で学びたい思考の方にとっては、この方法が一番ベストな選択となります。
わたしも、この派遣を一度経験したことがあります。
プログラマーからプログラマー派遣への転職でしたが、今まで経験したことがないスキルを学ぶことができ、結果的には大手企業にステップアップ転職をすることができました。
参考:派遣会社最新ランキング | 時給上昇が止まらない今がチャンス
IT関連の資格を取得する
IT系の国家資格は「情報処理技術者試験」のみです。
経済産業省が認定する国家試験で、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)により半年に一度実施されています。
SEとしては、取得の有無によって、応募時に採用者の評価は大きく変わります。
情報処理技術者試験は、難易度と分野に応じて12種類に区分されています。
数年に1度、試験区分の改訂がありますので、最新の情報はホームページをご確認ください。
未経験の方は「基本情報技術者」、MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)取得を目指してください。
ただ正直なところ、この資格だけでは十分ではありません。
この資格はSEのとして最低限の入門レベルです。
資格をアピールして転職するには、最低でも「応用情報技術者試験」を取得しておきたいところです。
参考:SE転職に有利な資格 | IT関連の転職で取得して役に立った資格を紹介します
SEに重要な「コミュニケーション能力・交渉力」をアピールする
プログラマーはプログラミングの知識だけでも十分通用しますが、SEは、プログラミング知識だけでなく、顧客やプロジェクトメンバーとのコミュニケーション能力や交渉力がなくては務まりません。
未経験で、プログラミング技術に自信がなくても、前職で培った「コミュニケーション能力」や「交渉力」をアピールできるのであれば、企業はその点に着目してくれる可能性が高くなります。
前職が営業職や接客業など「コミュニケーション」に関わる職種であれば、そこで得たスキルを長所としましょう。
エージェントに登録すれば、キャリアコンサルタントに相談できる
特に業界未経験の方は、転職エージェントを活用することをお勧めします。
あなたの希望に沿った転職先を紹介してもらえたり、これまでの経験を生かしたSEへの転職戦略を一緒に練ってもらえます。
また、転職時の応募企業との調整に関しても代行してもらえるため転職活動が効率よく進みます。
参考:SEの転職を成功させるカギ!転職エージェントについて知る
まとめ
プログラミングやSEの経験がない方が、未経験者歓迎の企業に転職したとしても、実際のところ高い確率でブラック企業と感じてしまいます。
せっかく、他業界からIT業界へ転職するのであれば、今後のことも考えてきちんとした土台を作れるような転職をおすすめします。
「習うより慣れろ」をお考えであれば、まずは派遣で経験を積んでステップアップする。
まずは、知識習得であれば、~ながらできるオンラインスクールを活用して頂くことをお勧めします。