社内SEの仕事は楽なの?でも将来が不安だな!

私は、メーカー系SIerから社内SEに転職しました。
社内SEになって実際に体験した、仕事内容とSEとしての将来性についてお話しします。
私はSIer時代、基本のプロジェクトはリーダー兼管理者を担い、お客様向けにシステム開発から、保守/運用をしているSEでした。
しかし、あまりにも激務だった!というよりも、この仕事を一生続けて行って、将来は大丈夫なのか?何かあった場合に潰しは効くのか?
を考えた際に、どうにも明るい未来が見えなかったため転職を決意しました。
現在は、転職し社内SEとして、社内でバリバリのSE生活を送っています。
社内SEとして転職先を検討した際、
「今までSEとしてやってきた実力がどこまで通用するのか?それを確認する意味でも社内でSEの少ない会社!」
を敢えて選択しました。
正直言うと、社内SEの仕事は「楽」というのが第一印象です。
ただ、これまた将来が不安だな。
というのが感じたところです。
その疑問に対して、私なりの見解をお伝えします。
社内SEはなぜ楽なのか?
クライアントがいて締め切りがあるIT業界特別プロジェクトとは異なり、社内SEの仕事ははっきりいって楽勝です。
SIerに所属していた方であれば経験があると思いますが、
- 事あるごとに徹夜
- 土日勤務当たり前
- 通常残業100時間オーバー
体力勝負ということは痛感しています。
うつ病になりかけ長期休暇を取った時期もありますし、プロジェクトの関係上、体調不良をおして出社してたこともあります。
それでも常にスケジュールが押していて、プロジェクトメンバーも休みなく出社している。
自分も頑張らないといけない、というのがよくある普通のプロジェクトです。
でも、それを横目に定時帰り、一応スケジュールした納期がある程度です。
会社のために一生懸命頑張って開発してますアピールの社内SEのほうがはるかに楽です。
しかも何故か評価も高いという驚きの事実があります。
ほぼ毎日定時に退社、フリーの時間は資格取得などスキルアップのために使えます。
また、自身の体にも、精神的にも楽です。
そのたま、社内SEへの転職を考えてる方は早めに行動にうつした方がいいです。
SIerですと、すぐに次のプロジェクトに混こまれたり、過酷な労働状況をしいられる前に…。
社内SEの将来はあかるいのか?

私の場合、SIerから転職する際に、会社の規模ができるだけ小さい会社を探していました。
冒頭に挙げましたが、自分のスキルを試すため、小規模のベンチャーで全体を見ることができる規模を中心に探していました。
主に転職エージェントからの求人紹介で仕事を探しておりましたが、紹介頂く会社は給料が高い「コンサル」だったりとか「SIer」が多くなりました。
「自分のスキルを試すため」が目的の転職であったため、最終的に内定を頂くも、小規模ベンチャーの「社内SE」のこだわりを突き通しました。
以前、SIerへ転職する際に担当して頂いたエージェントさんに言われたのが「SIerの場合は次転職する際に、SIerや社内SEなど転職先が広がるが、社内SEに転職するとSIerへの転職は難しい」という助言をもらいました。
個人的にはSIerを一度経験でき、様々なことはとても勉強になり、経験していなかったらきっと今の自分も、今の心境にもなっていなかったと思います。
社内SEは、正直「仕事が楽」です。
そのため、次回転職する場合は、SIerなどバリバリのSEへは難しいだろうというのが正直なところです。
社内SEを経験してみると、改めてその思いは感じます。
楽しく充実した生活を目指す!
「一度社内SEになると将来性がない」というのはわかります。
今までのように辛い生活から離れて、楽な世界に行くわけですので。
SIer時代を振り返ると、毎日残業で毎月残業120時間以上をキープしていました。
下手すると炎上プロジェクトなどに関わってしまうと、ほぼ毎日残業の徹夜・・・。
社内SEに転職することで、残業時間は20時間以内、場合によっては残業0時間なんてこともあります。
※現在の私は、毎月10~20時間が平均です。
また、将来性についてはSE一本で考えた場合、視野が狭くなる可能性もありますが、社内SEになり他への広がりもあると思っています。
たとえば、そのまま別の部署に移動したり、会社全体の管理をITを使って管理したり。
SEの道が狭くなったとしても、別の世界への可能性が広がるため新たな「気付き」をそこで得ることができます。
※実際に全体管理などSEの経験を元に、現職ではやらせてもらっています。
まとめ
社内SEに転職することで、長時間の労働から解き放たれます。
その分、SEとしての「仕事のやりがい」や「キャリア」は弱くなってしまいます。
そのあたりもよく考えて、今後どのような方向に進みたいのか?
その点をよく考えて自分自身に合った転職してほしいです。
ただ、視野が狭いと今後の社会に生き残って行くことは、現在のグローバル化を見る限りは、おそらく困難だと思います。
しっかりと情報収集した上で、いい人生が送れるような転職活動を応援します。