社内SEの仕事で必ず役立つスキル!コミュニケーション能力は必須!
社内SEになって「コミュニケーション能力」は大事!と痛感しました。
以前、Sierに所属して際は、どちらかというと全体システムの一部を担っているイメージでしたが、社内SEは会社全体に規模が広くなります。
それも、会社によってはIT知識がない方ばかりの環境もあり、そんな人たちに説明する・・・。
というよりも、ITスキルよりも「コミュニケーション能力」の方が大事なんじゃないのか?と思うぐらい重要です。
社内SEにとって重要な「コミュニケーション能力」についてご説明していきます。
コミュニケーション能力とは何か?
私が大学生時代に新卒の就職活動をしていた頃、大学に常駐していたシステム会社のSEの方から言われたのが、「SEにはコミュニケーション能力が大事です」と言われました。
その時はあまり実感していませんでしたが、自分がSEとして仕事している今となると納得できます。
この「コミュニケーション能力」とは一体何なのか?
一般的に「他者とコミュニケーションを上手に図ることができる能力」を意味します。
そんなこと言われても・・・とこれだけではどうにもピンときませんよね。
他の人に聞いてみても、何となく思い描いているイメージがあるけど明確に説明できなかったり、定義がバラバラのように感じます。
大学の教授と今でもお付き合いがあるのですが、ふとした会話の中で質問してみたら、こんなお話をしてくださいました。
「あなたの下に同時期の入社した3人がいるとする。
そのなかの1人はとても優秀だが、他の2人はほぼ使い物にならない。
その時、どうやって3人の給料が同じであると納得させますか?。
すべての人に納得してもらう能力のことをコミュニケーション能力と言うのだよ。」
その時は、頭の中に?でいっぱいでしたが、最近はそのお話がなんとなく理解できてきたと納得しています。
「コミュニケーション能力」とは、仕事を進める中で、問題が発生しないように調整する。
あるいは、問題が発生してしまった場合、適正な処置をして調整する能力と私の中で定義しています。
最近やっと、おしゃべり上手や、人当りが良い・・・などではないと理解してきました。
社内SEとしてのコミュニケーション能力
社内SEの仕事は、ほとんどと言っていいほど調整する仕事です。
それも、調整する相手はITスキルが高い人、低い人みなさんバラバラです。
会社の規模にもよりますが、下記のような仕事になります。
- システムトラブル時のベンダーとユーザ部門間の調整
- ベンダーとの打合せおよび取引
- 両者をうまくコントロールし関係が悪化しないように保つためのご機嫌取り
- スケジュール調整・管理
- ユーザ部門の御用聞き
所属する会社によっては、テクニカルな要素は意外と少なく、人との付き合いがメインの仕事です。
そう聞くと、口がうまく明るく積極的で人に好かれやすいタイプほど有利に見えますが、実はそうとは限りません。
聞き上手で、根本的な問題は何なのか?を適切に掴み、筋道だてて処理していく力があれば、消極的な人でも担うことができます。
言った言わないの水かけ論に、後々ならないように、普段のやり取りはエビデンスを残して対応するため、口下手であることがマイナスにはなりません。
私は前職でも調整役のポジションをよくやっていたこともあり、この業務に対して天職ではないかと思うぐらいしっくりきています。
ベンダーでコンサルタントをする方が交渉術を要求されますし、それに比べれば社内SEに求められるものは軽いものです。
誠実な態度で仕事で取り組む態度ができていれば問題ありません。
相手にも一生懸命さが伝わります。
まとめ
もし社内SEの求人の必要条件に「コミュニケーション能力」と書かれていても、実はそれほど気にする必要はありません。
きちんと相手の話が聞けて、それに対して相手の目を見てごく普通に回答できる程度であれば十分です。
喋っていると焦ってしどろもどろになったり、話の内容が崩れてくる人も多いですが、社内SEを何年かやっていれば慣れてきます。
また、同じ会社同士ですので、相手もかなりの部分を大目に見てくれます。
実際に働いている社内SEの中には、外向けの仕事で使いにくいため内勤に回されたという人も多く、概して控え目な方が多いように思います。
外向けで仕事をしていた経験のある方だと十分以上の適性を示せます。
タグ:社内SE