AI普及は急発進を見せるのか!IT関連トップ企業がTechnologyを集結!

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アメリカの有力5社が、AI普及へ向けて新団体を設立しました。

  • グーグルを傘下に持つ米アルファベット
  • 米アマゾン・ドット・コム
  • 米フェイスブック
  • 米IBM
  • 米マイクロソフト

人工知能(AI)の普及・啓蒙に向けた新団体を設立すると発表しました。

AI技術は様々な分野で利用・注目されており、進歩が加速しています。

また、AI技術に関して高まっている懸念を払拭するのも狙いのひとつです。

様々な製品やサービスに広がるなか、AIに関する人々の理解を深め、安全を確保するための共通の指針づくりに取り組みます。

NPOとして設立する新団体の名称は「人々と社会に貢献する人工知能のためのパートナーシップ(Partnership on Artificial Intelligence to Benefit People and Society)」です。

このNPOは、AIが社会全体にどのような影響を及ぼすかという倫理問題を研究し、新しい技術であるAIをより透明性が高く、理解しやすいものにする方法を開発します。

(囲碁AI「アルファ碁」を開発し)グーグルが買収した英ディープマインド・テクノロジーズの共同創業者、ムスタファ・スレマン氏は、AIは気候変動や格差など人類が直面する大問題の一部に答えをもたらす可能性があると述べました。

AIの研究開発に取り組む他の企業や大学、シンクタンク、消費者団体など、幅広い関係者にも参加や連携を呼びかけます。

創設メンバーの5社は資金や人材を拠出し、AIの活用にかかわる倫理やプライバシーの問題、安全性の確保など、AIが社会に受け入れられる上で欠かせない課題を解決するための共同研究に取り組みます。

研究成果は一般公開し、「ベストプラクティス(最良の慣行)」を共有することで普及を後押しします。

AIはわたしたちの仕事を奪うのか?

AIは仕事を奪い、所得格差を拡大させ、人類の未来にも脅威だとさえ見なされています。

米国ではAI関連企業による開発が非常に活発になっています。

人類の未来に広く影響を及ぼすような技術を具現化しようと手を組みました。

フェイスブックでAIの責任者を務めるヤン・ルカン氏は「AIは最前線に立ち社会を変えようとしている。この影響は開かれた場で研究されなければならない」と語りました。

同氏はAI分野をこのところ飛躍的に進歩させる起爆剤となったディープラーニング(深層学習)のパイオニアの1人です。

「AIは人間が互いにつながり合う方法や情報収集の仕方、医薬や輸送、そして都市計画の方法も変えていく」と予想されています。

同氏は、莫大な量のデータをAIに取り込まなければならない上、その技術が非常に複雑であることがAI分野の妨げとなってきたと語り、各社がそれぞれの取り組みを持ち寄って蓄積していく必要が高まっていると付け加えました。

「明らかに我々の進展は遅すぎる。しかも一部にはまだ存在すらしていないものもある」といいます。

アップルは含まれない?

apple
このグループにはAI研究で最有力の米IT企業が参加しているが、アップルは含まれていません。
各社の代表は、技術力にもすぐれているアップルにも参加してもらうべく現在協議中です。

この新団体はAIの研究に取り組む世界中の幅広い研究機関や組織と今後連携していきます。

しかし、米国外の企業が正会員になれるかについては明らかにしなかった。

現在、AIの導入に動いている日本企業にもこの団体は影響を与えそうです。

AIの未来

一方で、AIに仕事を奪われるのではないか、個人情報はきちんと守られるのか、AIが「暴走」して人間に危害を加える恐れはないのかといった懸念も広がっている。

AIを活用した製品やサービスでは競合関係にある5社が手を組むのは「たとえ1社でも(AIの)安全確保などを怠って問題を起こせば、業界全体が大きな打撃を被るからです」。

5社はそれぞれ資金や人材を拠出し、AIにまつわる倫理問題やプライバシーの保護、安全性の確保など、社会に受け入れられる上で欠かせないテーマを共同で研究します。

研究成果は公開し、業界の自主的な基準やルールづくりにつなげます。

業界として足並みをそろえておくことで、各国のAI政策に対する発言力を高める狙いもあるとみられています。

同様のNPOでは、AIを「人類の潜在的脅威」と公言する起業家のイーロン・マスク氏ら有志が2015年に設立した「オープンAI」があります。

これらのNPOや大学、シンクタンクなど外部との連携をどこまで広げられるかも、新団体の成否を左右しそうです。

参考)日本経済新聞 2016.9.29、2016.9.30

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