【フリーランス】「稼がない」仕事に縛られていないか?
意味のない会議、意味のないレポート
「うちってIT企業なのに、なんでこんなアナログなことやってんだ?」と疑問に思っているのはあなただけではないはずです。
さてパソコンを起動すると、社内メールの山々。
もちろん重要な内容のメールもありますが、どうでもいいようなメールもあることでしょう。
一つ一つのメールに返信しているだけで、また小一時間経過していることはざらです。
ここでやっと仕事にとりかかり、何事もなく進めばラッキーですが、途中でトラブルが発生すればトラブルシューティングに時間を費やすことになります。
そのトラブルの原因が自分以外で起こったとき、その怒りの矛先をどこに向ければよいのやら。
夕方になって上司に提出するためのレポートをまとめなければならないことに気がつきます。
実はわざわざまとめる必要もないのに、会社のフォーマットにあわせてきちんとまとめ、幹部にわかるようにカラーのグラフも添付して、気がつくと内容よりも見栄えが重要になっていたり……。
そうこうしていると終業時間がきてしまい、稼ぎ出すことに費やした時間は4時間ちょっとということもあるでしょう。
それでもその時間内で業務が終わればいいのですが終わらなければ無給のサービス残業です。
家に帰ればすでに0時。
一人寂しくコンビニ飯を食べながら、深夜番組を見て寝るだけ。
そんな生活、ITエンジニアとして充実していると言えますか?
査定評価や稟議決裁。管理職だってつらい
30代、40代のサラリーマンITエンジニアともなれば、会社でそこそこの地位についていることでしょう。
さて、管部職となると、それはそれで大変です。
部下は遅刻する、無断欠勤するなどと好き勝手なことをするものです。
そして上司である幹部は、売り上げが少ないとか、納期を早めろとか好き勝手なことを言うものです。
平社員のときに比べ、収入は増えているかもしれませんが、無駄な仕事も増えていませんか?
査定評価や稟議決裁といった管理職の仕事は、ITエンジニアとしての稼ぎに直結しない、面倒な事務仕事です。
その処理で一日の大半が費やされるのは管理職の宿命です。
ともすれば、案件確保のため営業同伴で、接待につきあわされることもあります。
自分は会社の顔として来ているので少しも楽しめない。
しかし、それで案件が取れるならまだ幸せです。
接待で粗相があって案件を取り逃してしまうことだってあります。
さらに、部下のフォローも管理職の役目です。
仕事のトラブルや人間関係で悩む部下の話を聞いてあげたり、飲みにつれていってあげることもあるでしょう。
あなたの部下からの信任が厚ければ厚いだけ,その時間は比例して多くなるでしょう。
そして費やされたのは莫大な時間だけでなく飲食代まで。
もちろん会社の経費で落ちなければ自腹です。
そう考えると、サラリーマンのITエンジニアが実際に稼ぐことに費やしている時間というのは、思った以上に少ないということに気がつきます。
実際にフリーのITエンジニアとして独立した人と話をすると、
「体の半分はこういった無駄な時間に費やされていた」と
口を揃えたかのように言います。
そして独立したとたん、「時間ってこんなにあったんだ」と改めて気づかされることが多いのが現実です。
単純に時間で考えた場合、サラリーマン時代よりも多くの時間を「純粋に稼ぐための時間」「やりたい仕事に専念する時間」にあてることができるのです。
さらに、先ほどの組織運営費用や社員人件費などを考えた場合、あなたはもっと稼げてもおかしくないのです。
今までの倍以上は稼げてもおかしくないのです。