【フリーランス】体調管理は顧客への義務

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オーバーワークーキャパシティの把握

フリーのITエンジニアに適しているタイプの1つは「自己管理ができる人」である、という話を自己投資・自己管理を意識しましょう♪でしました。
自己管理の中でも大きな1つの要素は「体調管理」です。

たいてい独立しようと考えている人は、自分の健康には相当の自信を持っています。
将来にもまったく健康不安を感じていない場合が多いのですが、いざ病気になったときにはすでに遅い話なのです。

体調を崩さないために、自分の限界を知っておくこと。
これはとても大事なことです。

例えば、一週間のうち一日はゆっくり休む日がないと、自分の体調がおかしくなるとか、睡眠時間が平均4時間から6時間ないとしんどいとか、それを知るためには、ある程度案件を取りながら、精一杯苦しい範囲というものを自分自身のオーバーワークーキャパシティとして理解していくことが大事です。

オーバーワークーキャパシティを理解していかないと、稼げるときにうれしいからとか、案件を紹介してくれた人や顧客のために結果を出そうとして、無理してがんばってしまいます。
もちろんそれはいいことなのですが、それが原因で体調を壊してしまっては、長期的に見てマイナスになってしまいます。

確かに、フリーのITエンジニアになると好きなだけ働けるようになります。
会議の時間も、査定の時間も、メンバーのフォローをする時間もなくなって、自分のやりたいプロジェクトばかりやれるようになります。
「こんなに楽しいことはない」とがんばってしまう気持ちはわかります。しかし体には確実にダメージがたまっています。

一般的な企業であれば、祝祭日や夏期、冬期休業がありますので、自然と休むことになりますが、フリーのITエンジニアですと、自分で設定しないかぎり休みはありません。
働き方によっては夏期、冬期休業中はほかの案件もたくさん取れますから、「今年1年問は一日も休まなかった」なんていうこともあります。
精神的にはアドレナリンが出てがんばれたとしても、疲労は蓄積されていきます。

どうしてもプロジェクトの期間が長くなってしまい、休みを取るタイミングがつかめないという人は、もう少しロングスパンでもかまいません。
3年働いたら1ヵ月ゆっくり休むとか、そういった休みの設定をしてみてはいかがでしょうか。

私の知り合いに、2016年になったら1年間は基本的に仕事をしないと決めている人がいます。
もちろんただ遊ぶだけではなく、勉強のためにも使うようです。

これは極端な例ですが、それぐらい決めておくことも一つの方法です。

フリーのITエンジニアになって、ワーカホリックになってしまっては意味がありません。
ぜひ自分のオーバーワークーキャパシテイを見極め、うまく休みの時期を決めることで、リフレッシュしてください。

休むことで顧客の信頼を得る

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顧客側からすれば、あなたに休まれると困る状況もあるかもしれません。
しかし、もっとも言語道断であるのは、案件を進めている最中にいきなり倒れてしまったり、予告なく長期間連絡が取れなくなる場合です。
これをすると相手の信用を失ってしまいます。

一方で、あらかじめ「この時期からこの時期は休業をいただきます」と告知し、案件はその前にしっかり終わらせておけば、信用を失うことはありません。

長期間休むと、その間に発生した案件は、ほかの誰かに持っていかれてしまうのではないかという不安もあります。
確かに、あなたが休まれている間に発生した案件は、ほかに行ってしまうでしょうが、それは休んでいなくても同じことです。
例えば、別の案件で手いっぱいのときに、ほかの案件が流れてしまっていることと同じ原理なので、そこまで欲張りになる必要はないでしょう。

休みの時期を最初に決めておくことがなぜ重要かというと、その期間を休むと決めてしまえば、ちょうど休暇明けからスタートする案件を意識的に取ることができますし、そういった交渉もできるからです。
また、今進めている案件でも、いったんここのフェイズは自分が関与しなくても回るようにしておくこともできます。

その意味においても、なるべく休暇は先の方で設定しておいた方がいいでしょう。
「みんなが休みを取るから、自分もそこで休もう」
という具合にいきなり決めてしまうのは、いろいろデメリットが多いと言えます。
例えば、旅行でリフレッシュしたいというときに、わざわざみんなに合わせて一番高い料金設定の時期に行くのは損です。
フリーのITエンジニアであれば、安い時期をねらえるというメリットがあります。

8月に夏期休業が取れなければ、11月などの安い時期に夏期(?)休業をずらして、その時期の案件はうまく整理しておけばよいのです。

突発的に休みをいれたり、休まず働いて倒れてしまうから、信用を失うのです。

逆説的にいうと「休むことで顧客の信頼を得る」ことが大事なのです。

顧客の不安「案件期間中に倒れないか?」

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フリーのITエンジニアと契約するときに、顧客が一番不安に思うのは「案件期間中に倒れないか?」ということです。

これは企業側の論理ですが、仮にプロジェクトを担当している社員が倒れたとしても、別の社員をアサインすれば済むわけですし、外部のアウトソーシング会社や技術派遣会社に依頼していれば、仮に担当者が倒れたとしても、代わりの人間をすぐによこしてくれます。
しかしフリーのITエンジニアに依頼するとそうはいきません。

「スキルと経験は申し分ないのだけど、今回のプロジェクトはハードだから、もし倒れられたら誰が代わりをやれるの?」
それがとても不安なわけです。

案件を取りに行くと、「体は丈夫な方ですか?」と聞かれることがよくあります。
口に出して直接聞いてこない企業でも、内心では案件中に倒れないかどうか気にしています。

そんな不安を払拭してもらうためにも、つねに体調管理を心がけることがとても大事なのです。

なぜ、そんな当たり前の話をしているのかというと、体調を崩すということは、先方の信頼を失うばかりか、単純に目の前の仕事ができなくなるということだからです。

言うまでもなく、フリーのITエンジニアは、ノーワークー・ノーペイなわけです。
働かなければ、1円も入ってきません。

なおかつ、入金のスパンが末日締めの翌月末、末日締めの翌々月末というケースがざらですから、1ヵ月間働けなかったら、次に案件を取りにいくのに1、2ヵ月かかり、それからまた案件をやって1ヵ月働き、入金がその2ヵ月後だとすると、最悪半年間も収入がない状態になります。

ですから、フリーのITエンジニアとしてやっていくからには、絶対に倒れないことです。
これは顧客への義務、自分への使命、家族への責任だと思ってください。

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