【フリーランス】事業のお金と個人のお金

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売上≠所得の理解

自己管理というのは、体調管理の面以外にも、お金の管理という側面もあります。

嘘みたいな話ですが、家族に通帳を渡していて、それも事業用の通帳と個人用の通帳を分けずに一緒にしていたため、奥さんはたくさん入金されたのを見て、それが所得だと勘違いしてしまい、思った以上に使ってしまったという話もあります。

売上はいつか税金や年金、保険で持っていかれることになります。
とくに事業所得税や、住民税、国民健康保険の額は大きく、馬鹿になりません。
そのときになって資金が不足しないように留意する必要があります。
家族にも、売上と所得は違うのだという理解を徹底しておくことが大事です。

そういう意味でも、事業用の通帳(口座)を一つは作っておきましょう。

そして、毎月ぎりぎりまで使うのではなく、なるべく運用資金・内部留保として余裕を持っておきましょう。
もしかしたら、自分の投資のために何かのセミナーに参加するため10万円くらい必要になるかもしれません。
パソコンが急に壊れたので買い換えに20万円かかるといった不測の事態もありえます。

また、個人事業主ではなく、有限会社などの法人でなければ案件契約できない顧客のとき、自分では法人にしてもいいと思っていても、たった300万円が手元にないために、法人にできず、いちばん受けたかった、金額も大きい案件が取れないこともあります。

そういったときの資金ショートがないように、ぜひとも売上は所得ではないと理解し、稼いだお金をすべて使うなんていう考え方は捨ててください。

入金管理

案件を終えたからといって、すぐに報酬が得られるわけではありません。
たいてい、納品月の末締め、翌月末や翌々月末入金になるのです。そのとき無事に入金されればよいのですが、取引先企業のキャッシフローがたまたま足りないときに、入金の優先順位を一番低くされるのが、フリーのエンジニアなのです。
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先方からすれば、大手取引先への支払いは遅らせられないと考えます。
中堅の法人もしかり、最後のところで「まあ、一週間くらい遅れてもいいかな」と思われるのが、フリーなのです。
信じたくない話でしょうが、私の知っている財務のメンバーも、それは事実としてありえると言っていました。
その一週間の入金の延期が、フリーにとってどれぐらい痛いのかは人によりますが、仮に誰かと組んで案件をこなしたとき、その主契約を自分が持っていれば、その人への支払いをあなたがしなければなりません。
滞らせると当然信頼を失いますので、やはり自腹を切ってでも払います。

ですから、ぜひ入金予定日には、きちんと入金されているかどうか確認してください。
そして入金が遅れていれば、遠慮することなく先方に催促してください。
意外と単なる入金忘れというケースも多く、逆に報告したことで感謝されることもあります。

フリーのITエンジニアは、こういったことが不得手だったり無頓着だったりします。
しかも忙しいとなかなか記帳しないので、ついついおろそかになりがちです。
ぜひとも「毎月初めに記帳する」とか「月末に記帳する」とか、日を決めておいてください。

経費管理

個人事業主やフリーで働いていると「自分はフリーランスだから」という変な遠慮が出てしまい、領収書をもらうことを気恥ずかしくなることもあります。

領収書に自分の名前を書いてもらうことになると少し気恥ずかしいかもしれませんが、「上」様は通りません。
その意味でも屋号を決めておくことがいいのです。

とにかく、領収書は絶対にもらってください。
何にでももらう癖をつけておいてください。
もし領収書がもらえない場合には、明細の入ったレシートでもかまいません。

名刺を作ったとき、書籍を買ったとき、誰かと飲食したとき、セミナーに参加したときにも領収書をもらう。
これらがすべて経費として計上できるかどうかは最後に判断すればいいことです。
領収書がなければそれもできませんので、必ずもらってください

そして、つねに「何にいくら使ったのか」といった現金出納帳をつけてください。
小遣い帳をつけていた人もいるかもしれません。
そのぐらいの感覚でかまわないので、ぜひ現金出納帳を書いてください。

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例えば、事業の売上から毎月30万円だけは事業用経費として自分の手元におろしておき、その30万円を何にいくら使ったのか、領収書をもとに、こまめにつけていきます。

さすがに、毎日やるとなると面倒ですが、かといって放ったらかしにしておけば、どんどん貯まっていきます。
貯まってしまうと面倒でやらなくなります。
ですから、週末につけるとか、決めておくとよいでしょう。
おそらく30分もあればできることです。

1ヵ月も貯めたら、お金の使い方にもよりますが、人によっては1時間や2時間は軽くかかるでしょう。
それだけ時間をかけてもやろうと思える人は、1ヵ月単位でもよいでしょう。
やれない人は毎週30分やってください。

領収書をもらって、経費管理をこまめにやっておけば、収支の傾向が見えてきて、無駄遣いもずいぶん減るかもしれません。
それ以上に、確定申告のときに便利です。

事業が大きくなれば、税理士さんにお願いする部分もあるかもしれませんが、フリーのITエンジニアとして最初のうちは、自己管理の一環としてぜひ自分で経費管理をすることをおすすめします。

仕事に集中できる環境の確保

自己管理、とりわけプライベート管理で重要なのは、作業環境です。
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案件によっては、先方に出向いて顧客の職場を借りて行うタイプの仕事もあれば、持ち帰って自宅で行うタイプの仕事もあります。
とくにフリーのITエンジニアという職種柄、自宅にパソコンがあればできるという仕事も多いので、SOHOのようなスタイルをとっている人も多いと思います。

ただし、結婚したり、子供が生まれたりすると、生活環境、とくに住環境が大きく変わってしまいます。
独立するにあたって自宅で仕事に集中できる環境があるのかどうかを改めて号えてみてください。

作業内容にもよりますが、食卓のテーブルの上でできる人もいれば、きちんとした書斎がないとダメだという人もいるでしょう。
レンタルオフィスのようなものを借りるのも一つの方法です。

家を事務所にしている場合は、その何パーセットを事業用として使っているかどうかが、経費の対象になりますが、レッタルオフィスを借りる場合は、その料金すべてが経費の対象となります。

家にいるとさぼってしまうという性格のため、自分を律するためにあえてレンタルオフィスに出勤しているという人もいます。

プライペートとビジネスを分ける意味でも、仕事に集中できる環境を確保してください。

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