【フリーランス】メンタルケアの方法

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休めない宿命とストレス発散のバランス

ITエンジニアという仕事は、ほかの職種に比べ、PCの前に座っている時間が長いこともあり、ストレスを受けやすいと言えます。

しかも独立すると、やろうと思えば24時間365日仕事ができるわけです。

フリーのITエンジニアの人と話をすると、
「飲んで家に帰っても、パソコンを起動すると、メールを確認しちゃって、いくつか返事をしているとだんだん気になって、先の日程の下準備しちゃって、気がつくと3時、4時になっているんだよ」
というケースが非常に多いのです。
因果な商売で、PCの前に向かえば仕事は始まってしまう、そういう宿命なのです。
「どこまでを今日やらなければならないのか」
と、プライオリティを決めて整理していかないと、本当に体調を崩しかねません。
先はどから話しているように、体調を壊して休むようなことがあれば、顧客の信用を失います。

そして、仕事以外の時間を持つことが、逆に仕事の集中力を高めてくれることもあります。

タラタラと長時間やっている割には効率が上がらず、
「集中力が途切れがちだな」
と思ったら、できるかぎり仕事を中断し、ストレスを発散した方がいいでしょう。

読書でも散歩でもいいです。
ちょっと買い物に出かけるだけでも気分がリフレッシュされ、仕事に対するイメージが沸くかもしれません。

自分にとって一番ストレスが発散できる方法というものは必ずあります。

フリーのITエンジニアとして働き始めた最初のうちは、仕事仕事でそんな余裕はないかもしれませんが、それでもいろいろとやってみるといいのです。
週に一回は午前中にスポーツジムに行くようにしている人もしますし、週に一、二回ストレッチを習ってやっている人もいます。

ほどよい休憩を取るだけで、かなりストレスは発散されるものです。
ぜひとも、自分のストレス発散のペースをつかんでおきましょう。

コーチの確保

フリーのITエンジニアとして働いていると、悩む案件もたくさんあります。

例えば、ある仕事の話がきたときに、
「この辺まで業務範囲を広げてやってくれない?・」
と曖昧な言い方をされるときがあります。

「やれるけれども、この金額の中でやるのはイヤだなあ」
「でもその交渉をしたら、この案件がなくなりそうで困ったなあ」

そんなとき、どうすればいいかを相談できる相手が必要です。

仕事を度外視して何でも相談できる友人や先輩がいればベストですが、そういった人がまわりにいない場合には、プライベートコーチを持つのも一つの方法です。
カウンセリングと少し似ているのですが、プライベートコーチングという職業があります。
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日本ではまだそれほど一般的に認知されていないのですが、アメリカやイギリスではコーチングを生業にしている人が非常に多く、それを利用している人も多いのです。

日本では、日本コーチ協会をはじめ、コーチ21やCTIジャパンといった団体に、コーチを生業にしている人が登録されていますので、そういった人を紹介してもらって、コーチンクをしてもらうのも、メンタルケアーになります。

30分程度相談して5000円くらいですが、コーチに向かっていろいろと相談や悩み、愚痴を吐露するのです。

コーチングはなにも難しいことはなく、電話でも受けられます。
電話でコーチに向かって、30分とか1時間とかしゃべりつづけるのです。
途中であいの手が入ってきて、だんだんのってきます。
しゃべっているうちに、
「このお客さんは大事だから、ここまではやっておくか」
「いや、やはりここは別フェイスで考えてもらおう」
「そのことを明日先方に伝えよう」
といったように、悩んでいたことが客観的に見えてきて、もっと明確な言葉になってわかり、気分もすっきりします。

当然クライアントには愚痴は言えませんし、悩みも言えません。
これまで仲の良かった友人でも、案件を紹介してくれる人になりえるので、変な愚痴はやはり言えない。
ましてや家族ならどうかというと、度量の広い家族であれば聞いてくれるかもしれませんが、そうでない場合、
「だから言つたじゃない。独立なんてあれほど反対したのに」
と、逆に愚痴られてしまいます。

仕事抜きで何でも相談できる友達や先輩を一人だけ決めておく、そういう人がいなければコーチを利用するなど、吐露できる相手を必ず一人は持っておきましょう。

なぜ、それがいいのかというと、悩んでいるときというのは心の中で思っていて、実際に口に出していないことなのです。
口に出さないとだんだん自分のなかでグルグルまわって消化不良になり、ストレスとして蓄積されていくのです。

ところが、□に出して人に言ってみたらすっきりした、別にたいした悩みではなかった、という経験はだれにでもあるでしょう。
しゃべっているうちに自分白身で、「こういうことに悩んでいて、こういう解決策があったんだ」と気づくわけです。

互いにテニスの壁打ちになれるような相手を一人確保しておくだけで、メンタルケアーになるのです。

長期傷病時の所得補償、共済保険の退職金積み立てなど、
世の中の制度を知っておく

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いくら健康管理に気を遣っていても、急に倒れることはあります。
交通事故で足を骨折してしまったとか、極度のストレスからうつ病になってしまったとか、予想外の事故・トラブルが身に降りかかることは否定できません。

そのとき、どうしても後ろめたさから、家族や周囲の目がとても気になるわけです。
語弊を恐れずに言ってしまうと、死亡する方がよほど、自分自身にはストレスがないのです。
残された家族も、死亡時の見舞い金や生命保険金で、当面の生活はそれなりに心配ないのです。

ところが、体は元気なのに心が元気じゃなくて仕事が手につかないとか、心は元気なのに足が動かなくて案件を取りにいけずにいるとか、これはかなりのストレスになります。

そういった不測の事態のときのために、長期傷病時の所得補償保険や共済保険の退職金積み立てなど、世の中の制度を知つておくことをおすすめします。

一般的なところでは、共済組合などがやっている退職金の積み立て制度があります。
この積立金は経費として計上できますので、控除の対象になります。

サラリーマンには有給休暇や傷病手当金という制度が必ずありますが、フリーのITエンジニアにはありません。
そこで、それに似たような保険を団体扱いでおこなっている団体もあります。
そういった団体に入っておくだけで、毎月数千円の積み立てで、3ヵ月以上働けないときに数十万円程度補償されるといった制度もあります。
IC協会でも「生活安心サポートサービス」として、長期傷病時休業補償団体保険の制度があります。
そういった制度を利用すれば、当面の生活費をいったんはしのげます。

保険も含めて、不測の事態に役に立つ制度はいくつかあるので、そういうものを比較検討し、必要であれば加入しておくとよいでしょう。

また、引退したあとの年金などはずいぶん先のような話ですが、こんな時代ですから考えておくに越したことはないでしょう。
最近では、401K年金などもあり、多く積み立てておくことで老後に備えることもできます。
もちろん税制上の優遇措置がありますから、控除にもなります。

サラリーマン時代は、会社任せにしていた人も多いかも知れませんが、独立してやっていくのであれば、こういった世の中の制度をよく知っておくことが重要です。

一番大事なのは家族の理解

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フリーのITエンジニアとして継続的に働いていくときに、もっとも大事なのは、やはり家族の理解と言えます。

調子よく案件が取れているときはいいのですが、案件が取れなくて収入が減ったときや、仕事がなくて昼間からごろごろしているとき、家族はいろいろな思いをします。

自分自身にとっては、このままフリーのTITエンジニアとしてやっていくことが一番快適な働き方なのに、うまくいかないときには、家族の顔がとても気になります。
それがつらくなって、結局サラリーマンの道に戻るという選択をした人もいます。

やはり家族のバックアップを得て、家族も自分も幸せになれる方法として独立してもらいたいものです。

自分一人で勝手に独立を決めるのではなく、
「おれはこういうことでやるんだよ。こういう目標を立ててやるんだよ」
「だから1年は目をつぶってほしい」
といったことを話す機会を、ぜひ待った方がよいでしょう。

企業が株主に報告するように、あなたは家族に報告することを義務と思ってください。
一番人事なのは家族の理解です。

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