【フリーランス】仕事のやり方の違いを知るということ

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同音異義語は必ずある

組織文化のところで述べたように、百社あれば百のやり方があります。
当然、同音異義語が必ず存在します。

「ワークブレイクダウンストラクチャを書こう」
といっても、実は企業によっては非常に細かくやることがWBSだったり、もっと簡単なWBSだったりします。

理解を間違うと、「仕事が雑だ」と言われたり、「スピードが遅い」と言われたりするわけです。

同音異義語があるということを認識せずにいると、思わぬ誤解に発展することもあります。

あとになって、「言ってることが何か違う」と気づいたときにはもう手遅れということはよくあります。
基本はその都度、内容の確認をしたり、成果物であればはじめの数ページを作成した段階で内容のレビューを行い認識を合わせるようにしましょう。

これもやはり経験による部分が大きく占めるファクターです。
一社でずっとやってきた人よりも、転職を何回かしたことがある人の方が理解されていると思います。
もしくは、同じ会社であっても全然違う風土の部署に配属されたことがある人や、出向した経験のある人なども、同音異義語を理解しやすいでしょう。

同音異義語は必ずあるということを知っているだけで、案件遂行上は大きなポイントになります。
ぜひ、これを頭の片隅に置きながら案件を遂行してください。

外部視点で不合理なルール変更を伝えるのも、ICに求められる仕事

当たり前のことですが、企業によって必要不可欠なルールはそれぞれ異なります。
レポートラインも、案件遂行上における進行の管理も、顧客との折衝でどこまで関与してよいのかもそうです。
まずはその会社の必要不可欠なルールだけは押さえましょう。

不合理なルールというものも見えてきます。
それを不合理と感じながらも従うのがいいのか、変えた方がいいのか、迷うところですが、外部視点で不合理なルールを変更することも、ICに求められている大事な仕事なのです。

Businesswoman Standing by Window --- Image by © Harry Vorsteher/zefa/Corbis

先ほど、外部のスタンスでいることはよくないと述べたことと矛盾するように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。
外部の視点を導入しないように変な遠慮をすることが、不適切な外部のスタンスだということです。
これまでほかの案件でやってきたあなたの経験やスキルといったものを惜しみなく注ぐことは、先方にとっても学習の機会になるので、ありかたいことなのです。
ましてや、自分の専門性がいかんなく発揮できるための環境整備・ルール変更は、フリーの立場では必須です。

先方の不合理なルールにそって案件を進めるだけでは、その会社の社員と何ら変わるところがありません。
何のために社員以上の報酬を払ってフリーのITエンジニアであるあなたと契約しているのかをよく考えてみてください。

ただしここで重要なのは、先方のプライドを傷つけないように配慮することです。
わかりやすく言えば真っ向から否定しないことです。

誰しも自分の欠点というのはうすうす気がついているものです。
しかしそれを指摘されると気分を害します。
会社もまったく同じものです。

方法としては、そのルールを全体の会議など、メンバーが大勢いるところでぶちまけるのではなく、そのプロジェクトのマネージヤにアドバイスするとか、決裁者にだけ進言してみるとか、人選とタイミングをうまく見極めることが重要です。

「こうすれば、お客さまの要望をかなえられそうです。いかがですか」
といった具合に、あくまで相手の意志決定を促すことが重要です。

また、その会社の悪いルールをほかの会社の事例に置き換えていってみるのも方法です。
「ほかの会社でやっていたとき、このようなルールによって業務のスピードが落ちていました。
ルールを少し見直した結果、とても早く案件が進みました」

もちろん、決定権のないメンバーに対してだけそういうことを言ってはいけません。
メンバーからすれば、海のものとも山のものともわからない外部の人間がそういうことをうそぶいていると、「なんだあいつは」ということになります。

フリーのITエンジニアは、仕事で結果を出すことは当然ですが、そういった力も求められていると意識してください。
それでいい結果がでれば、相手もあなたと契約をしたことに満足してくれます。
顧客満足度を高めることがリピート契約の確保につながります。

やり方が違っても、求められるのは「プロであること」と「成果を出すこと」

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フリーのITエンジニアとして請け負うということは、求められるのは「プロであること」と「成果を出すこと」です。

相手の期待値は高く、最初はたいへんかもしれませんが、まずは結果を出すことにこだわってみましょう。
早く成果が現れるものに注力するというのも一つの手です。

ともすれば、不合理なルールを改善することができず、非常にやりにくい状態で、プロジェクトを遂行しなければならないこともあります。

しかし、「やり方が違うから」というのは言い訳になりません。
たとえやり方が違ったとしても、求められるのは「プロであること」です。
そしてプロであるからには、どんな状況であっても「成果を出すこと」が重要です。

ぜひ、フリーのTITエンジニアとしてプロジェクトに関与するからには、そのメリットを感じてもらえるよう人一倍努力してください。

ようは、成果にこだわることが、フリーーのTITエンジニアとして唯一無二の譲れないポイントなのです。

どんな状況であれ、最大限の結果が出せるかどうか、腕の見せ所でもあります。

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