あなたは仕事が速いSE?遅いSE?
「流れ」を敏感に読み取り、素早く動くべき
「仕事が速いSE」と「遅いSE」、何が違うかわかりますか?
たとえば、夏休みの宿題をぎりぎりになるまで放置する「効率が悪い子」と同じで、「仕事が遅いSE」は、だいたい何でも「後手」に仕事を回します。
問題が深刻になってから動き出す。
炎上するプロジェクトの典型的な例です。
一方で「仕事が速いSE」は、「ここでこれをやっておくと後が楽」と先々を見据えて素早く動きます。
それも「ただ速い」だけではありません。
仕事の場合、1人だけ速すぎても成果は出にくく、周りの人の状況やスピードに合わせつつ、「最速」で動くことが大切です。
それができるのは、仕事の「流れ」を見極めているからです。
仕事の「流れ」をつかむには、「職場の状況」をよく見ていればいい?
仕事の「流れ」をつかむには、どのようにすればいいのかわかりますか?
まずはじめに考えるつくのが、「職場の状況」をよく把握するということではないでしょうか?
もちろんそれも大切ですが、もっと大きな流れ、政治や経済といった「世の中の流れ」をつかむことが重要だと思います。
「世の中の流れ」が読めなければ、「会社の流れ」も「職場の流れ」も、正確に把握できません。
「世の中がこうなっていく」ことを、今後10年ぐらいは知っておくべきです。
「先行き不透明な時代」と言われることがありますが、それは「先のことを考えないただの言い訳」でしかありません。
高齢化やグローバル化など、容易に「こうなる」と推測できることは意外と多いです。
そんな「流れ」をしっかり捉えておくこと。
それができていれば、置かれた立場を踏まえたうえで、「今、自分がすべきこと」に素早く着手できると思います。
SEは新技術が常に変わる業界でもあります。
IT関連の「流れ」以外にも、もっと広い視野の「流れ」もつかむ必要があります。
「流れ」が先読みできれば、先手が打てます
先手を打って動かないと、状況はどんどん悪化していきます。
プロジェクト管理する立場の方はよくご存知だと思いますが、プロジェクトは先手、先手で準備をしていかないと滞ってしまいます。
またその場で出たリスクに対して「今はリスクを取りたくない」と動かない決断をしている人は、立ち止まっている間に状況が悪化していくことに気づきません。
「動かないことが最大のリスク」と分かっていないのです。
後に、なって気づいた時には、火の車状態に炎上してしまいます。
今はネットが普及し、昔に比べて情報の伝達スピードがとんでもなく速くなりました。
IT業界は特に「初動のタイミング」や「初速のわずかな差」で勝負が決まるビジネスが多くあります。
SEとしてIT業界の中で勝ち抜いていくためにも「流れ」を読む力は必須です。