【SI業界】国内ユーザー系SIer徹底分析!特定業界のスキルアップを目指すならピッタリです!
ユーザー系SIerとは
ユーザー系SIerは、商社や金融会社などのソフトウェア開発部門が子会社として独立したものです。
すなわち、銀行、生命保険、交通、商社などを親会社に持つ会社で、元々は『会社の情報システムを専門に扱う部署の規模が大きくなりすぎ、情報システム会社として独立した』の方がイメージし易いと思います。
親会社の実績が優れていればいるほど、そのノウハウやシステムの得意分野や特徴がはっきり現れやすくなります。
そのため、ユーザー系SIerは基本的には親会社グループのシステム支援業務が中心になります。
親会社の案件への依存度が低い企業については、他の顧客の案件を積極的に受注する企業もある
ユーザー系SIer企業の特徴
ユーザー系SIer企業とは、ユーザーである親会社のために、業務を円滑に進めるためのシステムを構築する企業です。
銀行や証券、商社、運輸、交通、流通、製鉄、エネルギー関連、保険、シンクタンクなど、さまざまな業種の大手企業のグループ内の事業活動のためのシステム案件を、主に受注する情報システム会社です。
具体的には、野村総合研究所や新日鉄住金ソリューションズ、伊藤忠テクノソリューションズ、住商情報システム、三井情報など大手のユーザー系SIerがあります。
これらのユーザー系SIer企業では、リーマンショック以降アウトソースを縮小して情報システムにより積極的な内製化を進めることで、コストの削減や開発の効率化、迅速化などが求められており、より優秀なSEを多く募集する傾向が強くなっています。
基本はグループ企業内のシステム開発(上流高低から下流まで)と、その後の保守運用も担当業務となります。
ユーザー系SIerのメリット(強み)・デメリット(弱み)
ユーザー系SIerのメリットとしては、下記の内容があります。
業務知識が豊富
親会社のシステム開発、保守、運用を主に行うため、親会社やそのグループ企業の業務ノウハウを利用できます。
現在の業務をどのようにシステム化することで効率的かつ、最適な結果が得られるのか?、新技術に対して、どのように利用すれば最適な業務利用ができるのか?を常に考えながら仕事を進めていきます。
ある分野に特化した業種を対応するため、その道のプロになることができ、スキルアップに対して実感を得ることができます。
システムについて知ることができる
メーカー系SIerや独立系SIerの場合、様々なプロジェクトを転々とするため、専属に保守担当にならない限りは作成したシステムがどのようにユーザに使用され、どのような課題があるのか、分析することは難しいです。
ユーザー系SIerの場合、開発したシステムを保守・運用、改善してPDCAを回していくためユーザのニーズの把握や、より良いシステム何か?を突き詰めることができます。
ホワイトな環境で働ける
システムエンジニア、特にSierって、『残業ばかりで自由な時間が少ない』というイメージが世間であります。
しかし、ユーザー系企業は残業はそこまで多くはありません。
最近では働き方改革等で残業時間を規制している企業もあり、ノー残業デーや36協定をしっかり遵守している印象があります。
ただ、プロジェクトによっては波があるため、繁忙期になると、残業時間が80hを超える場合や、10h以下の月もあります。
自社で働くことができる
ユーザー系企業は自社が働く拠点となります。
親会社に関するプロジェクトに携わることが多いため、基本、客先常駐はありません。
もしかして客先常駐することがあっても親企業の本社勤務などです。
大企業は別ですが、親会社のように全国に拠点を持っているわけではありません。
また、メーカー系や独立系と比較しても、客先常駐でない分、プロジェクト毎に勤務先が変わることもありません。
福利厚生が充実してる
福利厚生は親会社が主体となるため、親会社の規模が大きいほど非常に充実したサービスを受けることができます。
宿泊施設やスポーツクラブの利用で優遇があります。
反対にユーザー系SIerのデメリットとしては、下記の内容があります。
親会社やそのグループ企業でのノウハウや実績を利用できるところにあります。
商社や金融会社などの情報システム部門が、グループ企業の案件を受注してシステム構築を行うことを目的として設立されているので、SEとしてはひとつの業種に詳しくなるというメリットはあります。
ITスキルが低い、新技術に対するノウハウが少ない。
メーカー系SIerの場合、ある特定の技術を何年もやり続けた特化型のエンジニアが多く居ます。
専門技術をやり続けるということは、めったにないため専門技術に対してのITスキルが全体的に低い傾向があります。
ユーザー系SIerとメーカー系SIerの仕事に対しての観点を比較すると下記のようになります。
- ユーザー系SIer:この新技術は現在の業務にどのように役に立つのか
- メーカー系SIer:この新技術を身につけることにより、ニーズのある会社にどのようにサービスを売ることができるのか
営業力が弱い
独立系SIerはみずから営業をして仕事を取ってこないと仕事がありませんが、ユーザー系SIerは毎年ある程度の仕事が確保されています。
常に営業を行っていないため、営業力に対しての力が低い傾向にあります。
給料が親会社に大きく依存する
大手メーカー系の方が給料は高い傾向にあります。
IT業界は他の業界と比べて給料が高い方ですが、親会社の給料に依存するため、ユーザー系SIerはメーカー系SIerに比べると低い傾向があります。
ただ、親会社が高給であればそれに合わせて給料も高くなります。
ユーザー系SIerのメリット・デメリットをまとめると下記の内容となります。
あまりおすすめできない人
・様々な業界の知識を習得したい人
・幅広い分野に対応できる技術を身に付けたい人
こんなひとに向いています
・一つの分野に対してプロフェッショナルになりたい人
・将来の安定を求める人
・給料アップを目指す人
ユーザー系SIerに転職するには
ユーザー系SEに転職するには、ユーザーである業界の専門知識や経験が必要になります。
業界内での横滑り的な転職であれば、スキルと経験、知識次第で高給での転職の可能性も高くなります。
零細のSIer企業からのユーザー系SIerへの転職の場合は、その業界での開発案件に末端SEとしてでも携わった経験があれば、アピールすることが可能です。
その業界に独特の風土がありますし、専門用語など共通認識ができるかどうか? が、採否を分けるケースもあります。
特に鉄道系などは、趣味としても鉄道大好きな人が多いというのもありますので、その業界が苦手だったら辛いです。
ユーザーSIerの注目企業
- 株式会社野村総合研究所
- 新日鉄住金ソリューションズ株式会社
- 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- 求人掲載中の転職サイト
- SCSKサービスウェア株式会社
- 三井情報株式会社
- 求人掲載中の転職サイト
まとめ
ユーザー系の子会社にあたるユーザー系SIerは親会社に大きく依存します。
ただ、、親会社の情報を調べることにより情報を入手することができますが、子会社一社一社を調べるのは容易ではありません。
ユーザー系SIerを検討している方は、親会社と業界を知ることが非常に重要です。
必ず、押さえておきたい内容は下記の内容です。
- 親会社がどのうような業務内容であるのか
- 業界における親会社がどのような立ち位置なのか
- 親会社と業界の今後の成長性
- 各業界がどのような構造になっているのか(どこかの業界の下請けではないか?)
「ユーザー系SIer」に対して先入観をもたないようにご自身の目でよく確かめましょう。
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